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コミュニティ型飲食店ー侑歩

投稿日:2019年11月14日

夫婦二人で

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おはようございます。

【食といのちの調理人】小石 美知子です。

本日で天皇陛下の譲位による「御代替わり」まで5か月余り。皇位継承のクライマックスとも言うべき「大嘗祭」。

 「大嘗祭の本質は何か」と問われたら、「日本列島に暮らす者たちの生き方の現れ」。農耕国家であると同時に自然災害に見舞われることの多い列島で暮らす人々のため、新天皇自らが祈りを捧げ、皇室の祭祀だけではなく「国民とともにある」ことを示すのが大嘗祭。

 天皇が毎年お祀りする新嘗祭が基本で、一代一度、皇祖・天照大神を初めてお祀りするときに規模を拡大し、「御代替(おだいが)わり」の最初に行われる新嘗祭が大嘗祭となる。現在では天照大神と全国の神々である天神地祇(てんしんちぎ)に報告するという形を取っているが、本来は天照大神だけだったはず。神饌供膳(しんせんきょうぜん)といってお食事を差し上げる作法が2時間以上続き、日本の国土で穫れたものを神前に供えて天皇もともに頂くことに意味がある。

 大嘗祭で供えられる神饌には、ウミガメの甲羅を焼いて占う「亀卜(きぼく)」で選ばれる悠紀(ゆき)・主基(すき)2つの国(地域)で収穫された米と、その米から作られる「黒酒(くろき)」「白酒(しろき)」が知られる。加えて、奈良や京都といった内陸の都では入手しづらかった海産物や、阿波(徳島県)の麻織物「麁服(あらたえ)」と三河(愛知県)の絹織物「繪服(にぎたえ)」などの地方産品もある。これは、列島を挙げて一代一度の神祭りを協賛することを示すもの。

 さらに、庶民の食べ物である粟が含まれることに注目。米は天照大神からの頂き物で大切なものとして供えられるが、災害対応や国民の食料を守るため「粟も順調に育ててください」との祈りがもう一つ入っていると思われる。中世の祝詞に見られる禍を鎮めるための祈りも含め、災害が多い列島で共同体を維持するための「想い」が組み込まれているのではないでしょうか。

と少しスケールが大きくなってしまいましたが、私たち夫婦もこの1ヶ月改めて夫婦のあり方を問われる出来事が多くありました。

とある交流会で【どう死にたいか?】という問いを投げかけられて

夫婦として今どうありたいか、夫婦二人でどのような未来を考えて今ありたいのか?

そんなことをある意味、大嘗祭の本質は何かとリンクさせながら

日々、気張らずにただただ【感謝】

【有難いこと】を数えて

【この国に、夫婦であること、住まわせていただきありがとう】


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